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櫻坂46藤吉夏鈴:映画初出演&初主演 高校舞台の社会派作品で新米記者“トロッ子”に 「ご指導いただき、乗り越えることができました」

映画「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」で主演を務める櫻坂46の藤吉夏鈴さん(C)2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会

 アイドルグループ「櫻坂46」の藤吉夏鈴さんが、8月9日公開の映画「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」で主演を務めることが3月6日、発表された。藤吉さんは、今作が映画初出演で初主演。映画は、高校の新聞部を舞台に部員たちが大人たちの闇を暴く、痛快な社会派エンターテインメント作品。藤吉さんは新聞部の新米記者で、文学オタクな高校1年生の“トロッ子”こと所結衣を演じる。「トロッコ」とは、新聞業界用語で「新人記者」のことを指す。

 藤吉さんは、2001年8月29日生まれの22歳。大阪府出身。2018年に櫻坂46の前身グループ「欅坂46」の2期生として加入した。昨年末のNHK紅白歌合戦で披露された「Start over!」でセンターを務めたほか、今年はWOWOWの「連続ドラマW-30 アオハライド Season2」、NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」シーズン2と、既に2本のドラマに出演するなど活躍している。

 今回の抜擢(ばってき)については「お話をいただいたとき、本当にありがたく同時にワクワクした気持ちでした。はじめましての方々と出会い、一つのものを作っていけるんだと思うと、うれしく好奇心に溢(あふ)れていました。初主演を務めさせていただけたことうれしく思っています」とコメント。

 「不安な気持ちもありましたが、寄り添ってご指導いただき、乗り越えることができました。(キャスト、スタッフ)皆様に感謝の気持ちです。真実に目を向け、真っすぐに突き進む姿は頼もしく特有の輝きがあり、この気持ちを何歳になっても忘れてはいけないんだと、教えてくれました。(役名の)所結衣ちゃんに感謝の気持ちです。愛される作品となりますように、祈っています」と話した。

 日本大学芸術学部映画学科に在籍中だった宮川彰太郎さんが、授業の課題で制作した企画書が原案。同学部の非常勤講師の直井卓俊プロデューサーがほれ込んで発起人となり、製作委員会が発足。映画「辻占恋慕」(2022年)などの大野大輔さんが脚本を手掛け、「殺さない彼と死なない彼女」(2019年)などの小林啓一監督がメガホンをとった。

 共演者も発表され、高石あかりさん、久間田琳加さん、中井友望さんが出演する。高石さんは新聞部部長の杉原かさね、久間田さんは文芸部部長の西園寺茉莉、中井さんは新聞部副部長の恩田春菜をそれぞれ演じる。

 ◇「新米記者トロッコ 私がやらねば誰がやる!」のあらすじ

 文学オタクな高校1年生、所結衣は憧れの作家“緑町このは”が在籍しているという名門・櫻葉学園高校に入学して文芸部の入部テストを受けるが、テスト中、新聞部の偵察ドローンが頭にぶつかり、入部機会を逃してしまう。

 しかも肝心のこのはが正体不明の存在だと知った結衣は、文芸部部長の西園寺茉莉から入部条件として、このはの正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っているという新聞部に潜入することに。

 新聞部部長の杉原かさねと、副部長の恩田春菜らに振り回されながらも、新米記者“トロッ子”として活動するうちに新聞と記者の魅力にひかれていく結衣。しかし、緑町このはという存在に隠された学園の大きな闇が次第に見えてくる……。

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